塾長ごあいさつ

Greeting

こんにちは、塾長兼英語講師の伊藤です。

英語を個人的に教えるようになって、今年は30年目に突入しました。根が真面目なものですから、最初の頃は眉根にしわを寄せて「超マジ」という感じで教えていたのです。それが、どうしたことでしょう!いつのことだったか記憶が定かでないのですが、突然「笑わせおばさん」に変身してしまいました。理由は、自分でもよく分かりません。「人を笑わせることができる」のは、一種の才能らしいのですが、それにしても、ずいぶん遅咲きの花でした。あれっ。今、どこからか「おばさんになってから開いたのでは、命の短い花ですね」とか、ブツブツ言っている声が聞こえてきました。 まあ、外野のうるさい声は無視しましょう。いずれにしても、この塾では楽しく英語が学べますので、当塾に興味を持った方・「笑わせおばさん」と一緒に学びたい方は、是非ご連絡ください。

伊藤英語塾の教育方針

私の塾は1992年から個人指導で行っている小さな英語塾です。
「なぜ個人指導なの。何人かまとめて教えれば効率がいいでしょう」と言われることもありましたが、私が責任を持てる英語教育の方法は、個人指導なのです。
子どもたちが私の塾の門をたたく理由は、英語がわからなくなってとまどっている子ども、もっと英語力をつけたい子ども、と様々です。その個別の理由・事情に、責任を持って応えていたら、個人指導以外の方法を選べなくなったのです。そのかわり、本人が学びたいという意思があるかぎり、劇的な進歩がありました。

私の英語教育は、津田塾大で授けられた教育に、私が編み出したものを加えた、「思考する語学教育」です。

近年、フィンランドで行われている、①発想力、②論理力、③表現力、④批判的思考力、⑤コミュニケーション力、を身につけることを目的とした教育が日本に紹介され、フィンランド詣でをする教育関係者も増えているそうです。フィンランドの教育を学んでみると、私の授業内容は、フィンランド教育によく似ていました。しかし、日本の学校教育では、与えられたものを記憶し、授業やテストで問われたら、その記憶の海の中から「答え」に当たるものをすっと引き出すことができる人が「頭が良い」とされ、今もその流れは変わっていません。
「どうしてそうなるの?」
と考え、納得しなければ記憶することのできない子どもは、日本ではつらいのです。
「なぜ、そうなるのですか?」
という質問を思い切って先生にすると、
「そんなことを考えていないで、覚えなさい」
と言われてしまうことが多いのです。
「考えてしまう自分が悪い」
「納得しなければ記憶できない自分は、頭が悪い」
という低い自己評価を持ち、せっかく持っている思考力を伸ばして行く機会を見つけられないままウツウツとすごしています。

ところが、実社会、
特に世界で必要とされるのは、「思考力を持った人」です。

「超絶 凄ワザ!」でも「プロジェクトX」でも、課題を解決したのは思考力を持った人々でした。英語を世界の人々とのコミュニケーション・ツールとして学ぼうとするなら、鵜のみではなく、理詰めで学ぶ必要があるのです。英語(語学)は「ただ覚えなさい」と言って教えたくなる科目ですが、当塾ではできる限り「どうしてそうなるのか」を説明しています。「ここは覚えるしかないわね」という場面は最小限にして、子どもたちの「思考力」を尊重する方法で、英語を教えています。この力が身に付くと、その他の教科の力もついていく例も多いのです。

塾長プロフィール

塾長兼英語講師 伊藤 千佳子
学 歴:津田塾大学学芸学部英文学科卒業

日常業務:小学生~成人に英語を教える。

得意分野:日本の一般大学~難関大学の受験だけでなくTOEFL(アメリカの大学に入学しようとする外国人のための英語の試験)やSAT(アメリカ国内で使われている日本のセンター試験に該当する試験)対策もこなす。

加盟団体 MHB学会会員 → ウェブサイトはこちら

特技

子どもたちが思わず「クスリ」と笑いたくなる説明や話を交えながら、英語を教えることを得意とする。思春期という時期には様々な「悩み」を抱えるものであるが、その悩みの解決の手助けも必要に応じて行う。
「深刻な問題を乗り越える時ほどユーモアが大切」が持論であるので、悩みの相談に乗っている際も、教室が暗い雰囲気に包まれてしまうことはない。生徒たちは「ここは英語の塾なのか明るい相談室なのか」と表の看板を見直したくなる時もあるが、次第に「成長した自分」を発見する。
「心の成長」が進むと、「自主的に」勉強に取り組めるようになる。

結果として、英語だけでなく他の科目の成績も伸びる。

趣味

<その1>クラシック音楽鑑賞。99年と02年の12月の2回、オランダのチェリストであるピーター・ウイスペルウエイさんのお世話を担当した経験あり。

<その2>読書。過去に読んだ本は、正確に数えたわけではないが、おそらく八千冊は越えている。主に日本文学・外国文学・哲学に関するものをたしなむ。推理小説も好む。思春期の悩みを解決するためなら、心理学や精神医学に関するものも辞さない。もちろん、洋書も読む。

<その3>5~6年前から、推理小説を原書で読むことが「息抜きの時間」になった。といっても、お風呂で腰湯をしている時やジムでバイクをこいでいる時間を利用して読んでいるだけなので、1冊読み終わるのにかなりの時間がかかる。それでも、登場人物の追体験をじっくりするつもりで読み進んでいるうちに英語として興味深い表現に出会ったりすると、思わずニヤリとしてしまう。

不得意科目

部屋を片づけること。子どもの頃や若い頃はきれい好きで、整理整頓が得意だったのであるが、30代半ばからできなくなった。理由は分からない。ある生徒に「先生、その頃に頭でも打ったのですか?」と尋ねられたが、そのようなことは経験していない。血液型がAB型なので、ある時期までA型人間で生きていて、突然B型人間に変身してしまったのではないか、と自ら推測している。